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熨斗ってなあに?いまさら聞けない、熨斗のこと。
熨斗ってなあに?いまさら聞けない、熨斗のこと。
今まで「寿セット」だけにお付けしていたのしサービスを、2017年3月7日から、ほぼ全ての商品にお付けすることが出来るようになりました。
ギフトにご利用頂く事が多いte-noriの商品たちを、より一層魅力的にできるよう、スタッフ一同心を込めて包ませていただきます!
今回はそんな「のし」について詳しく見ていきましょう!ギフトをご検討の方は、是非参考にしてみてくださいね。
What is NOSHI?
一言で言うならば、「のばしたアワビ」
「のし」とは本来、包装全体のことではなく、この右についている縦長の飾りのことを差します。お品物を包む紙は「のし紙」、真横に引かれた赤いラインは「水引」と呼ばれます。
「のし」は漢字では「熨斗」と書きますが、これは伸ばすという意味の「伸す」から来ている言葉になります。また、これが転じて、現代におけるアイロンの役割をしていた道具を「火熨斗」と呼んだりもしていました。
そもそも「熨斗」とは、正式には「熨斗あわび」と言います。古来よりアワビは長寿の象徴としてお供え物や贈答品に添えられ、広く扱われていた高級品でした。そんなアワビを使うことで、相手に気持ちをより深く伝えようとしていたことが伺えますね。
元々は生アワビを使っていたのですが、それを次第に薄く切り、伸ばし、乾燥させたものを紙でくるんで使うようになっていきました。この手法により「熨斗」という言葉が使われ、「熨斗あわび」として今に残ったのです。
その「熨斗あわび」を現代で模したのが、熨斗中央の黄色い縦長部分だとされています。生アワビをそのまま使っていた頃を想像すると、紙でくるんで、短冊状にして、・・と祝福の気持ちを丁寧に楽しく伝えるものになっていますね。
ちなみに伊勢神宮では、今でも生のアワビを使った本物の熨斗アワビを献上しているのだとか!
熨斗はどういうときにつけるものなの?
何よりお祝いの気持ちが大事
上でご紹介したように、本来熨斗は長寿を願って付けられるようになったものですから、弔事や仏事、お見舞いの品にはつけないのが通例であるようです。
他にもアワビ自体が生ものであることから、鮮魚や肉など生ものの贈答品にはつけない等こまかな通例もあるようですが、最近はあまり気にされない傾向にあるんだとか。
逆に言えば、現代ではお祝いの気持ちがあるならば、「長寿」の意味を飛び越えて付ける方が増えてきているということでもあります。長寿とは、すなわち健やかな成長の証。成長とは、まさに生きることですよね。何よりも大切なのは祝うという気持ち。熨斗は、そんな暖かい気持ちを表現する、最も手軽で最も親しまれてきた方法でもあるのです。
出産やご結婚や進学などの門出のお祝いにはもちろん、お誕生日や母の日、父の日など身近なお祝いの日にも是非のしサービスをご利用くださいね。
<熨斗を付けるお祝いの例>
結婚/出産/進級/進学/合格/就職/成人/初節句/還暦/新築/お歳暮/お中元/誕生日/記念日/母の日/父の日/新年 etc
What is MIZUHIKI?
番外編、水引についてもご紹介です!
水引とは、のし紙に結ぶ飾りひものこと。おめでたい時は赤・白・金・銀を、仏事や弔事の場合は黒や白などを用います。
かつて外国との貿易の際に結んであったものが元になった説や魔除け説など、由来は諸説ありますが、いずれも相手を想うものを元にされています。
語源についてもはっきりしたことは分かっていませんが、ヒモに水ノリを付けて引いたからとか、色の付いた水に浸して引いたからなど、水に由来するものではあるようです。
水引の種類の一つ「花結び」(写真右)は、いわゆるちょうちょ結びをかたどった結び方。結び目がほどけやすく、何度でもくり返すという意味が込められており、出産や進学など、ご婚礼以外のお祝いごとに用いられます。
もう一つ「結びきり」(写真左)はほどけない結び方であることから、もう二度とないという想いを込めて、結婚やご婚礼に用いられます。
te-noriでは現在この二種類をご用意しております。連絡事項欄に、表書きの種類を指定して下さいね(贈り主様のお名前も必要であればご明記下さい)。このどちらかの相応しい方を、スタッフが心を込めてラッピングいたします!
「こんな時はどうしたらいいんだろう?」そんな疑問などございましたら、カスタマーサービスへお気軽にお問い合わせくださいね◎