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「卯三郎の孫 kokechi」から、手塚治虫こけしが新登場!
漫画といえば、手塚治虫。アニメといえば、鉄腕アトム!
皆さんご存知、「鉄腕アトム」よりアトムが登場です。
アトムといえば1963年、日本で始めてシリーズのアニメーションになった作品です。「一話30分」「間にCMを挟む」「オープニングとエンディングをつける」など、今では当たり前のアニメの構造を最初に形作ったのは、このアトムだと言われています。その平均視聴率は30%。最高ではなく平均ですから驚きですよね。
アトムの特徴のひとつであるツンツン頭は、フェルトで再現しました。このハンドメイドらしい暖かさこそが、手作り品の最大の長所だなといつも思います。実際見てみると、不思議としっくりきてしまうんですよね。それはもちろん、アトム本体のクオリティの高さもあるのでしょうけれど!
ピノコの名前の由来は、ピノキオから。
ピノコは、漫画「ブラックジャック」に出てくる少女。その生い立ちは壮絶なものでした。
彼女は、双子の姉の体に出来た「畸形嚢腫(きけいのうしゅ)」と呼ばれる大きなコブの中に、体や内臓などがバラバラに入った状態でブラックジャックの元にやってきました。彼は中身を取り出し、人工の体に収めることで、ピノコを作り出したのです。
しかし名士だった姉の家はピノコの存在を否定。ピノコは愛しのブラックジャックと暮らすことになったのでした。
そんな過去をみじんも感じさせないのがピノコの素敵なところ。いつも元気に明るくブラックジャックを照らします。原作ファンのスタッフから見ても、ピノコこけしは見事なひと品だと思います。実際ピノコがいたらこんな愛らしさなんだろうなあと想像してしまいました。リボンがフェルトになっていて、本当にかわいいんです!
ヒョウタンのようなものを、ツギハギツギハギ。
手塚漫画を一度でも読んだことがある方は、きっと記憶にあるかと思います。ある時は増殖し、ある時は食べられる。神出鬼没の謎の生き物ヒョウタンツギです。
聞けばヒョウタンツギは、シリアスシーンなどであえて脈絡無く登場させることで緊張をほどき、一種の清涼剤としての機能を担っていると言われています。こういった常識にとらわれない独特のセンスが、手塚漫画たる所以でしょうか。元々は手塚治虫の妹さんの落書きから生まれたキャラクターということですが、その正体はキノコだそうですよ。
ヒョウタンツギこけしは、他の手塚こけしに比べるととってもミニマム。大体片手で握って隠れるくらいの大きさです。でもそのくらいの方がヒョウタンツギらしいとも思っています。他の手塚こけしと並べたときも、その方がお似合いですもんね。