この記事をシェアする
こけしの飾り方とお手入れは?初めてでも失敗しない基本のコツ5つ
こけしを見て「かわいいけれど、お手入れが大変そう」と思ったことはありませんか。
安心してください。棚に飾っている他の雑貨と、なにも変わりません。掃除のついでに乾いた布でほこりを払う。必要なのはそれだけです。
同じ形なのに、一体ずつ表情が違う理由
卯三郎こけしは、群馬県榛東村の工房でつくられています。使われるのはミズキ、ケヤキ、クリ、サクラ。木の種類によって色みも木目も違うので、同じ型から生まれても、一体ずつ顔つきが変わります。
木目の流れが頬にかかるもの、色が濃く落ち着いた印象のもの。工場で均一に刷られたプリントとは違い、木がもともと持っていた個性がそのまま残ります。
だから、置き場所選びも「傷まないように」というより、「その一体の表情がいちばんよく見える場所はどこか」を探す作業になります。
こけしはどこに置く?北欧雑貨と並べても馴染む理由
こけしは「和室に置くもの」というイメージがあるかもしれませんが、実際にはシンプルな木の雑貨です。塗装をおさえた木肌のものなら、北欧の木製オブジェと同じ棚に置いても違和感がありません。
たとえばノルディカニッセの隣に一体。木のトーンが近いもの同士を並べると、産地が違っても不思議とまとまります。素材を「木」で統一するのが、いちばん失敗しないコツです。
置き場所としておすすめなのは、玄関の棚、リビングの飾り棚、本棚のすき間、キッチンカウンターの端。ふとした瞬間に目が合う場所だと、毎日の中で木のぬくもりに癒されます。
複数を並べるなら、3体・5体と奇数でまとめるとバランスが取りやすくなります。高さの違うものを混ぜて、真ん中を少し高くすると、見た目にリズムが出ます。
避けたいのは、直射日光の当たる窓辺、エアコンの風が直接当たる場所、水まわりの3か所です。日光は色あせの原因になり、急な乾燥や湿気は木のひび割れにつながります。
こけしのお手入れ方法は?基本は「乾いた布でなでるだけ」
お手入れの基本は、乾いたやわらかい布で表面のほこりを軽く払うことです。これだけで十分きれいな状態を保てます。
使う布は、メガネ拭きのようなマイクロファイバークロスや、着古した綿のTシャツを切ったものが手軽です。顔まわりは絵付けされている部分なので、力を入れずになでるように動かします。
細かい彫りの入った部分や、髪の毛の生え際など布が入りにくいところは、やわらかい毛の筆やメイク用のブラシが便利です。乾いたまま、さっと払う程度で大丈夫。
頻度の目安は、月に1回ほど。棚の掃除のついでに一緒に払う、というくらいの気軽さで続けられます。
やってはいけないお手入れは?
水拭き、アルコール除菌スプレー、家具用のつや出しワックスは避けてください。いずれも木や絵付けを傷める可能性があります。
とくに気をつけたいのが水拭きです。木が水分を吸うとふくらんでしまい、乾いたときに表面が荒れたり、絵の具がにじんだりすることがあります。ほこりが気になっても、濡らした布は使わないでくださいね。
もし汚れが落ちない場合は、無理にこすらず、そのままの状態を受け入れるのもひとつの考え方です。木は年月とともに色が深まっていきます。その変化ごと楽しむのが、木のものと長くつき合うコツです。
季節ごとに気をつけることは?
夏と冬で気をつけるポイントが変わります。夏は湿気とエアコンの風、冬は暖房による乾燥に注意してください。
夏場、閉め切った部屋は湿気がこもりやすくなります。ときどき窓を開けて空気を入れ替えるだけで、こけしにとってもいい環境になります。
冬場は、エアコンやヒーターの風が直接当たる場所を避けてください。加湿器を使っているご家庭なら、蒸気が直接かかる位置も避けたいところです。
季節の変わり目に置き場所を見直す習慣をつけると、こけしも長持ちします。ついでに飾る位置を入れ替えると、いつもの部屋の印象も少し変わりますよ。
まとめ
こけしの飾り方とお手入れは、身構えるようなものではありません。日光と風と水を避けて置き、月に一度、乾いた布でそっとほこりを払う。それだけで、木のぬくもりを長く楽しめます。
木は年月とともに色を深めていく素材です。迎えた日から少しずつ変わっていく姿は、暮らしをともにしてきた証でもあります。
te-noriでは、群馬県の工房でつくられる卯三郎こけしをはじめ、木の質感を楽しめるこけしを取りそろえています。お気に入りの一体を、あなたの暮らしのそばに迎えてみませんか。
FAQ
Q. こけしのお手入れはどのくらいの頻度で必要ですか?
A. 月に1回程度、乾いたやわらかい布でほこりを払うだけで十分です。棚の掃除のタイミングに合わせると忘れにくくなります。汚れが目立たなければ、それ以上の手入れは必要ありません。
Q. こけしは和室にしか合いませんか?
A. 木肌を活かしたシンプルなものなら、洋室でも自然に馴染みます。北欧の木製オブジェと素材のトーンを揃えて並べると、産地が違ってもまとまって見えます。
Q. 贈り物にしても大丈夫でしょうか?
A. 手入れの手間がほとんどかからないので、贈られた方に負担がありません。一体ずつ表情が違うため、相手の雰囲気に合わせて選ぶ楽しさもあります。
Q. こけしにひび割れができてしまったら?
A. 天然木のため、乾燥によって細かいひびが出ることがあります。すぐに壊れるわけではないので、そのまま飾って問題ありません。置き場所を乾燥の少ない場所に移すと、それ以上の進行を抑えやすくなります。
Q. 複数のこけしをきれいに並べるコツはありますか?
A. 3体・5体と奇数でまとめ、高さの違うものを混ぜて中央を少し高くすると、まとまりよく見えます。同じ棚に置くものの色数を絞ると、より落ち着いた印象になります。