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笹の葉サラサラ、初夏を感じる七夕の日。

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笹の葉サラサラ、初夏を感じる七夕の日。

2017年7月4日 (2022年4月20日最終更新)

暮らし / 卯三郎こけし, Nordika Design

7月7日は、七夕。織姫や彦星、天の川など、ロマンチックな一日です。

2017年7月3日現在の7日の東京の天気予報は、曇り時々晴れ。降水確率40%。織姫と彦星が無事会えるかどうかは、なんとも微妙なラインです。

何故梅雨時にこんなイベントがあるんだろう?気にならないようで気になる、「七夕」についてご紹介していきます。

まずは、織姫と彦星の物語

クリスマス こけし 星に願いを

昔々あるところに・・

その昔、天の川に織姫というお姫様が住んでいました。織物がとても上手で、いつも織ってばかりいる彼女のために、父親の天帝は婿探しを始めます。

ちょうど天の川の対岸に彦星という働き者の牛使いがおり、二人はめでたく夫婦に。

しかし結婚してからというもの、二人は働きもせず一緒にいるばかりになってしまいました。

怒った天帝は織姫と彦星を引き離すことにしましたが、二人の落胆ぶりを見てか、7月7日のみ会うことを許したそうな。

⇒「クリスマス こけし 星に願いを」はこちら

七夕の成り立ち

ノルディカデザイン

ハートを持ったニッセと星を持ったニッセが、七夕にぴったり。

はるか昔中国には、女性の織物が上達するようにと、7月7日に針や糸を供える「乞巧奠(きこうでん)」という風習がありました。

一方その頃日本には、「棚機(たなばた)」という風習がありました。棚機とは、お盆に向けて、7月7日に女性が祖先の着物を織るみそぎのこと。

偶然か運命か、7月7日、織物、女性。たくさんの共通点があるこの二つの文化は、乞巧奠が日本に入ってくると同時に混ざり合い、織姫と彦星の伝説も合わさっていつしか七月の夜、「七夕」と呼ばれる新たな文化に発展していきます。

織姫と彦星が会えるようにと願い、和歌を詠んだりお供え物をしたり。その和歌を、当時神聖なものとして扱われていた笹にくくりつけたり。これが、短冊の始まりですね。

最初は宮中行事であった七夕も、江戸時代に入ると民衆に広がっていきます。それに伴って、書くことも和歌から願い事へ。今では、ずいぶんフランクなイベントになりましたよね。

⇒ノルディカデザインはこちら

梅雨時なんて、織姫と彦星が可哀想?

切手が貼れる木製ポストカード。季節のご挨拶にいかが?

先ほども疑問にあげましたが、どうして織姫と彦星が会える日は梅雨時なのでしょうか?

実は、もともとの設定は旧暦。つまり一ヶ月遅い8月7日のことを差していました。

棚機も、お盆の準備にしては、7月7日は早すぎますよね。これも8月7日のことだったのです。

1873年に、それまでの暦から西洋の太陽暦を基準にしてしまったため起こった悲劇といえます。

織姫と彦星、今年は会えるでしょうか?ここ五年の戦績は、2勝3敗。皆さんも是非注目して下さいね。

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笹の葉サラサラ、初夏を感じる七夕の日。

2017年7月4日 (2022年4月20日最終更新)

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