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個性は真心。手作りの”違い”を比べてみよう
木肌を比べてみよう!
卯三郎こけしの「ミッフィー こけし ゆかた」を三体並べてみました。雰囲気の違いを感じて頂けますでしょうか?
右の子が木肌の風合いを一番濃く残しています。真ん中の子が一番白っぽく、左がその二つの中間の印象です。
また浴衣部分のペイントも、ほんの少しずつ個性があるのがお分かりいただけるかと思います。
写真では少し分かりづらいかもしれませんが、実際眺めてみますと、飾った時の印象に大きな差が出てきます。
時々お尋ね頂くこともあるのですが、こうした細かなにじみや小さな点々、ラインなどは、私たちがひとりひとり違うように、そのお人形の個性として生まれ持ったもの。
木の育成からペイントまで、全て人の手によって行われるお人形だからこそ、こうしたデリケートな”ゆらぎ”が生まれていくのです。
表情を比べてみよう!
次は、ノルディカデザインの「シナモンロールを持った女の子」を三体並べてみました。お顔は比較的分かりやすく違いを感じることが出来ます。
同じ笑顔でも、こうして見ると凄く違うんだなあと改めて感じます。私は、左の子は優しそう、真ん中は甘えん坊さん、右はしっかり者、そんな印象を受けました。皆さんはどうでしょうか?
また表情だけでなく、シナモンロールの角度、アイシングの位置など、ノルディカデザインにも手作りならではの”ゆらぎ”が随所に見て取れます。
量産品には「均一」という長所がありますが、手作りのものは、「個性」という長所があります。
インテリアやお人形は、ハンドメイドによる個性を、最も活かしやすい媒体の一つではないでしょうか。
毎日顔を突き合わせるものだからこそ、「心」を感じられるものを。手作りによる個性とは、真心のことなのです。
全体を比べてみよう!
最後に、ノルディカデザインの「ツリーを持ったサンタ」を三体並べてみました。
ノルディカデザインのお人形は、木目や表情以外にも、持った物の角度や立ち居振る舞いが違うものも多く存在します。
この「ツリーを持ったサンタ」は、特にその傾向が強いお人形。ツリーの持ち方はもちろんですが、ランタンの向きや服の丈感など、一目瞭然の個性がたくさんです。
メイドインジャパンではなかなかお目にかかれない、ヨーロッパならではの幅広い個性。「いい加減」なのではなく、「良い加減」とでも言うべきキャラクター性を持った、北欧のお人形たちです。
さて、あなたはどの子がお好みでしょうか?
それぞれの個性を感じ取っていただけましたでしょうか?ハンドメイド品ならではの個性を、是非お楽しみくださいね!