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お誕生日おめでとう! 6月21日、ミッフィーは68周年を迎えます
こんにちは。
te-noriではムーミンアイテムをたくさん取り扱っていますが、それと同じくらい高い人気を誇るのが、ミッフィーちゃん!
こけしやオーナメントなど、様々な姿になって私たちを楽しませてくれています。
そんなミッフィーは、6月21日(水)に68周年を迎えます。
しかも今年は卯年ですから、よりミッフィーが身近に感じられそうですよね:)
というわけで今回は、ミッフィー生誕記念! 彼女と、彼女が暮らす世界について、ちょっぴり迫ってみますよ。
オランダのデザイナー"ディックブルーナ"が、1955年6月21日に出版した絵本「nijntje(ナインチェ)」。それが始まりとなり、今や世界中で愛されているミッフィー。
この本のタイトルである「ナインチェ」は、オランダ語で「小さなうさぎちゃん」という意味があります。
そう、ミッフィーはオランダでナインチェと呼ばれているんです!
今の日本では「ミッフィー」として広く知られているナインチェですが、1964年に初めて日本で出版された絵本では、「うさこちゃん」と和訳されました。
ミッフィーというのは英訳されたもので、そちらが日本で浸透していったのですね。
しかし絵本の発行部数としては「うさこちゃん」の方が多いので、うさこちゃんのイメージが強い方もいらっしゃるかもしれません!
ミッフィーは、ブルーナが休暇に訪れた街で見かけた野ウサギがモデルになっていると言われています。
まだ幼かった長男にそのウサギの話を聞かせたことが、絵本のきっかけになったそうですよ。
だからミッフィーは、いつまでも子どもたちのためのキャラクター。68周年を迎えた今でだって、絵本の読者と同じ、0~6歳くらいの女の子なんです!
ところで、ミッフィーの絵本には有名なエピソードがあります。それは、キャラメルのお話。
お母さんとの買い物中、出来心でキャラメルをポケットに入れて持ち帰ってしまったミッフィー。その夜は、罪悪感で眠れません。
結果的にはお母さんと一緒に返しにいくのですが、あんなことしなければ良かった、と後悔の気持ちが描写されています。
もう一つ、ミッフィーのおばあちゃんが亡くなってしまうお話もとても有名です。
生まれた時からずっと一緒で、大好きなおばあちゃん。普段通りに眠ったあと、そのまま息を引き取ってしまいます。
棺桶に納められたおばあちゃんの安らかなお顔と、涙に濡れる家族たち。ミッフィーにとって、初めて"死"を感じた瞬間です。
こんな風にミッフィーの絵本では、大人でも考えさせられるテーマが散りばめられています。
嬉しいことや楽しいことも大切だけれど、一方で悪いことや悲しいことも、決して目をそらすことが出来ない、世界の決まりごと。
お子さんだけでなく、大人の私たちも、もう一度学ぶべきことがあるような気がします。
いかがでしたでしょうか? ミッフィーのこと、ミッフィーの絵本のこと。
私たちと同じ世界で、等身大の女の子として暮らしているミッフィー。すぐそばにいるような、身近な存在に感じていただけたら嬉しいです。
ちなみに例のキャラメルは、なんと公式グッズとしても販売されていますよ。どんなお味かご存知の方は、是非ご一報を:)!
お誕生日おめでとう、ミッフィー!