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もういくつ寝ると、鏡餅!
ずっと一緒にいたくなる、木製の鏡餅
もう一週間と少しで、11月も終わり。約一ヵ月後には、クリスマス。そして、年末年始。
師走という名に相応しく、きっとあっという間にすぎていきますね。
クリスマスも楽しみだけれど、そろそろお正月のことを考え始めている方も多いのではないでしょうか?
今年は、お正月に飾りたい縁起物のアイテムをたくさんたくさんご用意致しました。
その中の一つに、「鏡餅」があります。
鏡餅の、そもそも。
歳神様のこと、知っていますか?
鏡餅とは本来、「歳神(としがみ)」という神様へのお供え物のこと。
初日の出と共にやってきて、その年の幸せをもたらすという歳神様をお迎えするため、古くから飾られてきました。
門松やしめ飾りなども、歳神様をお迎えするための依り代だといわれています。
歳神様は私たちに魂を分け与えてくれる存在で、現代では歳神様の魂・・すなわち、「お年玉」として広く知られていますね。
お雑煮は、歳神様にお供えしたお餅を頂くことで、ご利益を得るといった意味が込められているんですって。
カタチのヒミツ。
もう一つの天叢雲剣(あまのむらくものつるぎ)は、今ではあまり見かけない「串柿」を指します
お餅の丸い形は三種の神器の一つ、八咫鏡(やたのかがみ)を。てっぺんの橙(だいだい)は八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)を模したものとされています。
神道の神事でも用いられる台座は、穴が三つ空いていることから「三方(さんほう)」と呼ばれています。
ざっと書いてみるだけでも、鏡餅がたいへん由緒正しいアイテムだということが伺えますね。
またあの形は、円のお餅を重ねることで、「円満に歳を重ねる」ということを意味しています。
さらに橙は、転じて「代々」、子孫繁栄の願いが込められています。なんだか少しダジャレっぽくて、親しみを覚えそうです!
飾り始めの決まりはないそうで、早くに飾っても問題はないのだそう。中でも末広がりの意味を込めて、28日に飾る、という方が多いようですよ。
MIO SUZUKIの鏡餅
鈴木美央さんは、福井県鯖江市でご活躍されている作家さんです
彫刻や焼き物など、日本古来の伝統が脈々と受け継がれている福井県で、1968年に創業した鈴木彫刻所。
そんな鈴木彫刻所で、社寺仏閣の仏像彫刻などを手がけている鈴木美央さんは、木彫教室や個展への出品など、多方面で精力的に活躍されている作家さんです。
今回新入荷した、MIO SUZUKIの鏡餅。 鈴木さんの作品は、ノミの跡を色濃く残し、優しく柔らかい印象になっているのが特徴です。
胡粉(ごふん)と呼ばれる、貝がらを焼いて作った白色の顔料は、ノミ跡の美しさを際立たせつつも、どこか儚い印象を抱かせてくれます。
全て鈴木さんが手作業で作られているため、te-noriでの入荷も極わずか。
鈴木さんの作品を手に出来るのは限られた店舗のみですが、作品の持つ洗練された美しさは、どんな方にも共感して頂けるものになっています。
表面と表面が織り成す、美しい鏡餅
ノミ跡とノミ跡の狭間にできた境界線たちが、お日様や照明の光を浴びることで、様々な表情を見せてくれるMIO SUZUKIの鏡餅。
お正月が今以上に楽しみになってしまうような、心の奥底を打つ美しさに是非触れてみて下さいね。
年の初めにとびきり相応しい唯一無二の鏡餅は、ギフトにも嬉しいS・M・Lのスリーサイズをご用意して、お待ちしております。