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ダーラナホースは、家族への愛の結晶。te-noriの母の日2018!
ダーラナホース(ダーラヘスト)とは?
北欧スウェーデンの首都ストックホルムから北西に少し行ったところに、森と湖に囲まれたダーラナ地方という場所があります。
この地域に別荘を持つことがスウェーデン人にとっても憧れであり、心の故郷とも呼ばれているこの美しい場所で、ダーラナホースは誕生しました。
ダーラナホースが生まれたのは18世紀頃。寒さが厳しく、日照時間の少ないスウェーデンは、おうちの中で過ごすことが特に多い国。そんな子どもたちのためのおもちゃとして、木こりがナイフで彫ったものが起源とされています。
また、寒さに強く、労働力としても貴重だった馬は、スウェーデンの人々にとってかけがえのない存在。ダーラナホースには、そんな馬たちへの敬愛の意味も込められているといいます。
独特のペイントついて
今でこそ青や黒、黄色など様々なダーラナホースが存在しますが、本来のダーラナホースは赤色。これは、ダーラナ地方で取れる胴から出来た塗料が由来になっているんですって!
また、ダーラナホースといえば独特の花柄模様を思い出す方も多いかもしれません。ウリ科の植物を意味する「クルビッツ」というダーラナ地方の伝統的な模様で、複雑に、けれどのびのびとしたデザインが特徴的です。
このクルビッツも18世紀頃に発達していったものといわれています。ダーラナホースは初めは無地だったと言われていますが、現在ではこのクルビッツをデザインしたものが主流ですね。
大きく広がった花、伸びやかな植物。それらは植物の生命力を表現しており、今でもダーラナ地方では家の外壁からポットまで、街のいたるところで見かけることが出来ます。