<クリスマスといえばサンタさん!>サンタさんの物語

この記事をシェアする

<クリスマスといえばサンタさん!>サンタさんの物語

2018年10月31日 (2022年4月20日最終更新)

暮らし / Nordika Design, Wendt & Kuhn, Larssons Tra, aarikka, Lovi

クリスマスといえばサンタさん

クリスマス前のサンタさんやニッセたちは、大忙し!

今年もたくさんの、クリスマスをモチーフにしたアイテムが入荷しました。ノルディカニッセやアーリッカ、スカンジナビスク・ヘムスロイドなどなど、どれも個性的で可愛らしいアイテムばかりです。

中でもやはり人気なのはサンタさん。クリスマスといえば、サンタさんですよね。クリスマス・イヴに良い子のもとへプレゼントを届ける赤い服・赤いナイトキャップを身に着けた、白いひげの太ったおじいさんの姿を思い浮かべると思います。子供たちにとってはクリスマスに待ち望む人物です。

今回は、そんなサンタさんにまつわるお話をしたいと思います。

サンタさんの起源、聖ニコラウス

エルフ M レッド

loviのサンタさんは、板状のパーツを組み合わせて作ります。

サンタさんにはモデルになった人がいます。とても有名なのでご存知の方もいらっしゃるかもしれません。それは、4世紀ごろの東ローマ帝国・アナトリア半島のミラの司教だった聖ニコラウスです。ニコラウスには、身売りされることになっていた3人の娘を救ったという逸話が残されています。

ある時、ニコラウスは、貧しさのあまり3人の娘を身売りしなければならない家族を知りました。ニコラウスは真夜中にその家を訪れて、窓から金貨を投げ入れました。この金貨が、偶然、暖炉に下げられていた靴下に入り、家族は娘を身売りしなくて済んだそうです。この逸話から、靴下の中にプレゼントを入れる伝承が生まれました。

グリーンランドには世界中のサンタさんを束ねる「長老サンタクロース」が住んでいるのだとか。

また、ニコラウスは、子供を誘拐し商品にする肉屋のもとから、7年間塩漬けにされた7人の子供たちを復活させ助けたことにより、カトリックなど聖人も崇拝の対象である教派では、子供の守護聖人とされています。このほかにも様々な奇跡を起こし、海運、無実の罪に苦しむ人、酒屋の守護聖人とされています。サンタさんが子供たちにプレゼントを配るのは、子供たちを救ったニコラウスの伝承からきているのですね。聖ニコラウスが亡くなった日である12月6日は聖ニコラウスの日とされていて、この日にプレゼントをもらえる地域もあるみたいですよ。

⇒loviの「エルフ M レッド」はこちら

⇒卯三郎こけしの「クリスマス こけし ミニサンタ 小」はこちら

どうしてサンタさんは赤い服を着ているの?

TONTTU おじいさん 11cm

おひげもトレードマークですよね。

サンタさんのトレードマークといえば赤い服ですよね。なぜ、サンタさんは赤い服を着ているのかご存知でしょうか。

サンタさんの服装は、キリスト教の司祭服に由来するといわれています。司祭服の色にはそれぞれ意味があり、赤色は殉教の色とされています。主イエスの受難日や神にささげられた殉教者の祝日に着用する色で、信仰のために流された血を意味する色といえます。サンタさんのモデルになった聖ニコラウスは女性や子供などの弱者を助け、キリスト教に対する迫害を恐れることなく、幽閉されたこともありました。弱者や信仰のため、自らを顧みなかったニコラウスを象徴する色といえます。

⇒aarikkaの「TONTTU おじいさん 11cm」はこちら

コカ・コーラとサンタさん

ピクシー ツリー

飛行機で、「コーク、プリーズ」と言ったのに、コーヒーが出てきました…

この赤い服のサンタクロースのイメージが全世界で共通のものになったのはそれほど昔のことではありません。それまでは、緑色や茶色、青色などサンタさんの服の色は国や地域によってバラバラのイメージが持たれていました。そのイメージを統一したのがコカ・コーラです。

1930年代、コカ・コーラは女性や子供の市場を開拓したいと考えていました。しかし、コカ・コーラには、体に良くない、危険な飲み物というイメージが定着していました。そのイメージを払拭するために起用されたのがサンタさんです。真っ赤な服に白いひげのサンタさんを広告に採用したことで、現在、多くの人が思い浮かべるようなサンタさんのイメージが確立しました。

⇒Wendt & Kuhnの「ピクシー ツリー」はこちら

世界のサンタさん

木のサンタ(丸) M

先ほど、サンタさんのイメージが確立される以前は、国や地域によってさまざまなサンタさんのイメージがあったとお話ししました。次に、世界のいろいろなサンタさんについてお話ししたいと思います。

世界には、さまざまなサンタさんやサンタさんに相当する妖精が存在します。まず最初に、ドイツでは、紅白の衣装を着た聖ニコラウスと、黒と茶色の衣装を着た聖ニコラウスの従者でクネヒト・ループレヒトという2人のサンタさんがいるという言い伝えがあります。言い伝えによると、クネヒト・ループレヒトが子供たちに「お祈りはできるか」と尋ね、「できる」と答えた良い子には聖ニコラウスがお菓子などのプレゼントを与えます。「できない」と答えた「悪い子」にはクネヒト・ループレヒトが石炭や棒や石などのうれしくないプレゼントを渡すそうです。

「良い子」にプレゼントを渡す聖ニコラウスと「悪い子」にはお仕置きをするクネヒト・ループレヒト。日本のお地蔵さまと閻魔さまの関係に少し似ています。日本の仏教では、閻魔さまはお地蔵さまの化身とみなされ同一視されています。お地蔵さまは子供の守り神といわれていて、親よりも先に亡くなり、賽の河原で鬼にいじめられている子供たちを救うとされています。閻魔さまは多くの方がご存知の通り、死者を裁き、悪行を行った者に罰を与える存在です。子供たちを守るお地蔵さまと裁きを下す閻魔さまは、日本版のサンタさんと言えなくもないかもしれませんね。

青い衣装も素敵です!

ロシアでは、サンタクロースに似た存在として、1月7日にジェド・マロースとその孫スネグーラチカがプレゼントを運んでくるとされています。ジェド・マロースは霜の精で、ロシアの寒さを擬人化した人物だとされています。見た目はサンタさんと同じく白いひげを蓄えたおじいさんの姿をしているのですが、赤い衣装のサンタさんとは異なり、青い衣装を身に着けています。孫娘のスネグーラチカは、「雪の娘」という意味の名前で、雪に命を吹き込まれて作られた少女です。白い衣装を身にまとっていて、ジェド・マロースのお手伝いを一生懸命しているのだとか。とてもおじいちゃん思いですね。 このほかにも、イタリアの良い子にはお菓子、悪い子には炭を配る魔女のベファーナなど、いろいろなサンタさんがいるようですよ。

⇒Larssons Traの「木のサンタ(丸) M」はこちら

⇒Larssons Traの「トムテ M グレー」はこちら

⇒Nordika Designの「ノルディカニッセ 北欧カラーのクリスマスセット」はこちら

サンタさんを飾りながら

ノルディカニッセ

さて、ここまでサンタさんにまつわるお話について語ってきました。te-noriでは、さまざまなサンタさんのお人形をご用意しています。ブランドによって個性豊かな表情を見せてくれるサンタさんのお人形をお部屋に飾り、サンタさんの物語に思いをはせてみてはいかがでしょうか。

⇒サンタさんのお人形はこちら

<クリスマスといえばサンタさん!>サンタさんの物語

2020年12月30日 (2020年12月30日最終更新)

暮らしの最新ブログ

ランキング

ブログテーマ

このブログのライター名の最新ブログ

ブログ検索

アーカイブ